事前準備
Vegas Pro で動画編集を行う前に作業フォルダを事前に作成しましょう。
今回は紹介するのはあくまでも一例なので自分の管理し易い方法を見つけてください。
フォルダ作成
(1)フォルダ名は、数年後に見ても分かるキーワードで作成しましょう。
例)「01_ズーラシア」のフォルダを作成しました。
(2)作成したフォルダの中にこれから編集する素材を集めるフォルダを作成しましょう。
例)「01_ズーラシア」配下に「素材」フォルダを作成しました。素材の下には動画・画像・音楽データを集めます。
(3)プロジェクトファイル(***.veg)は、「01_ズーラシア」配下に作成しましょう。
VEGAS PROで作成したプロジェクトの保存先になります。
フォルダ構成が重要
先ほど作成したフォルダ構成の重要性を解説します。
VEGAS PROの特徴として、編集素材は全てリンクが張られた状態で管理されています。そのおかげで動画編集ソフトの中では比較的軽快に編集することができます。
しかし、リンクが切れるとVEGAS PROは素材を表示することが出来なくなります。表示できなくなった素材は再度リンクを張りなおせば表示できますが、Cドライブのデータ、Dドライブのデータ、階層の違うデータなど様々なフォルダにデータが格納されていると再リンクにかなりの時間を割くことになります。
編集するデータは1つのフォルダにまとめることをススメします。
リンク切れ・再リンク方法
リンク切れの例(指定された場所で次のファイルが見つかりませんでした)
プロジェクトをディスクトップで作業をすると、Cドライブの容量が圧迫するので動画編集完了後は別のドライブなどへ移動させます。
「01_ズーラシア」と同じ階層に「02_保存」のフォルダを作成し、素材データだけを「02_保存」へ移動した場合リンク切れが発生します。外付HDDに素材データだけを移動させた場合も同様にリンク切れが発生します。
例として、「02_保存」へ素材データだけを移動させVEGAS PROを起動させてみましょう。
すると「指定された場所で次のファイルが見つかりませんでした:」とメッセージが表示されます。メッセージの下に見つからなかったファイルが表示されます。(c:\Users\****\Desktop\01_ズーラシア¥素材¥cheetah.mp4)
再リンク方法
「指定された場所で次のファイルが見つかりませんでした:」のメッセージが表示された場合の再リンクが必要です。
「実行する操作を選択してください。」から「新しい場所または代替ファイルを指定(N)」を選択し「OK」をクリック。
「不明なファイルの検索」画面が表示されるので保存されているファイルのフォルダへ移動しファイルを指定し「開く」をクリック。
メディアファイル「***」でもみつかりました。のメッセージが表示されたら、他の素材データも同じフォルダに格納されているので「すべてはい(A)」をクリック。
VEGAS PROにリンクが張られていたファイルが全てリンクを張り直して修復は完了です。
もし、参照するファイルの場所が複数存在する場合は、「すべてはい(A)」ではなく「はい(Y)」を選択し1ファイル毎に再リンクを行ってください。
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